Oli Oli

日々のつれづれ

思い出のはてなダイアリー

はてなダイアリーが終了するんですね。

staff.hatenablog.com

わたしとはてなの出会いは、とあるはてなダイアリーでした。

友人の友人が運営していた『ヒマラヤンコルラ〜恋する惑星インド探検記』というサイトで、今はもうありません。

2011年の秋に友人を訪ねて北インドの聖地リシケーシュを訪れた時に、友人達の話題に出てきて教えてもらったブログです。

運営者は日本人女性でインドの大学(大学院?)で学問を修め、英語はもちろん、ヒンディー語タミル語も話せるという方。パートナーと一緒にインドや近隣の国を旅、というか探検した時の記録でした。

コルラ、というのはチベット仏教の行為で巡礼を意味します。信仰の対象を時計回りに巡礼する。ブログ主はチベット仏教徒ではありませんでしたが、確かヒマラヤから始めて時計回りに探検しよう、ということだったと思います。

今は無きそのブログが素晴らしかった!

彼女らはカメラを携え、徒歩でしか行けない辺境の地へ旅をして村の人々と交流します。その写真がいちいち美しいし、出来事の一つ一つがめちゃめちゃ面白い。

今は危険すぎて行くことの出来ないカシミール地方とか、アフガニスタンとかパキスタンとか、その景色の雄大なこと!

アフガニスタンパキスタンというと、乾いた土地、テロ、紛争地域で危険!っていうイメージしかなかったのですが、もうそれはそれは素晴らしい自然風景がありました。パキスタンの山々は男性的な荒々しいイメージ。

町を行き交うアフガニスタンの男性のイケメンなこと!笑

ただし、路上の物売りでも銃を携帯していて、何かあればすぐに兵士に様変わり出来るという。何かあればすぐさま戦闘モードになれる緊張感が表情にありました。

飛行機や車で行けない、自分の足で歩いてでしか行けない、しかもテント泊をしながら数日かかってたどり着く場所。そこでしか見れない景色、出会えない人々。独特の風習や文化。素朴でありながら芸術的な伝統の織物。

もう夢中になって過去に遡って貪るように読みました。

特に印象に残っているのが、インドからパキスタン、そしてまたインドに戻ってきたときの話。親戚や家族がインドとパキスタンに別れ別れになってしまい、交流が出来ないので、外国人であるがために行き来できる彼らにお願い事を託す、という切ない話。

 

何度でも読み返したい大好きなブログだったのですが、ある時ふと気づいたら消滅していました。

残念。。。

あの美しい写真や貴重な体験の数々を何度でも読みたかった。。

写真で見たあの土地には今日も太陽がのぼり、命の営みがあり、また降るような星空が広がるのだろうな。行ったことはないけれど、実際には知らないけれど、未知の世界が確かに在るんだ、この瞬間も、、と思うと壮大な気持ちになります。

 

その当時わたしはBloggerでブログを書いたり書かなかったりしていて、『はてな』はなんとも渋い世界だな〜と感じたものでした。本気度が違うっていうか。

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上の写真は2014年のインド。リシュケーシュの通称ババロード。ババ(オレンジ色の僧衣を着た修行者またはニセ修行者)がたくさん通る道で、ババが座っているのはチャイ屋さんです。この道を行き交う人々…インド人や外国人旅行者が甘〜いチャイで一息入れる憩いの場所。犬は基本的に放し飼いで、牛も放し飼いです。笑 でもちゃんと夕方になると自分の家の前に戻って来て、家人が開けてくれるのを待っていたりします。賢い。

左側の木立の向こう側はガンジス川。こんな感じ。

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ガンジス川っていうとバラナシのガート(沐浴場)付近が有名で、死体やらゴミやらお供物やらが浮きまくった混沌とした風景を思い浮かべるかもしれませんが、ヒマラヤの麓のリシュケーシュまで来るとガンガーはとても美しい。

秋の深まりと共に毎日色が変わって澄んで行きます。

秋のリシュケーシュは美しいんですよね、、、ああ、行きたいなあ。旅に出たいなあ。。

 

 

 

虫の音瞑想

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この時期になると朝5時はまだ夜です。今日は曇っていたから尚更暗い。

息子の白飯を炊くために足音を忍ばせて階下に降りたら、6畳と8畳の続き間からやけに近く降るような虫の声が聞こえてきました。

またもや、上の窓を網戸で開け放したまま寝てしまったのでした。

よくやっちゃうんですよね〜、、去年の夏は1階の和室の雨戸も閉めず盛大に網戸にしたまま、玄関の鍵もかけずに寝てしまったことがあって。今年の夏も雨戸を開けようとしたら網戸だったことがありました。。。ひゃー

泥棒もこの家に金目のものは無いと分かるのでしょう。

でも、気を付けなければいけませんね。

 

そうだ、虫の声だった。

夜に聴く虫の声とはどこか違って、夏に聴く虫の声ともとこが違って、今日の夜明け前の虫の大合唱は澄んでいて神聖な気配さえ感じました。

ご飯の用意をして、さて虫の音に聴き入ろうと2階の自室に戻ったけれど、なんか違う。1階の和室で聴いた方がいいみたい。

雨戸を開けたら虫たちが黙ってしまいそうで、真っ暗な和室に座って上の窓から届く虫の音を聴いてみました。

はじめはそわそわざわざわと落ち着かない心も、意識的にゆっくり呼吸することでだんだん静まっていきます。

静まったところで呼吸から虫の音に意識を向けて聴きました。

鳥たちもまだ活動開始していないので、虫の声だけ。

脳内に虫の音を満たすような感じ。

やけに大きなバイクの音でハッと我に返りました。

気持ちよかったな〜

気持ち良いっていう感覚さえその時にはなくて、意識が自分の体に戻った時に分かるんですね。

虫の音の中にわたしが居た時間でした。